1、数日後、また大见屋の通ってみた。自転车から降りて店に入ると、谁もいなかった。レジの引き出しが开いたままで、中にはお金が诘まっていた。惊いたことに、レジの横には纸の帯で束ねた一万円札も置いてあった。『李下に冠を正さず』の谚を思い出し、す出たが、すぐに店を出たが、少し迷った後、また引き返した。
『ごめんください。』
二阶の阶段に向かって大声をかけてみた。しかし、返事はなかった。
『どなたかいませんか?』
更に声を大きくした。声は店内に响いている。相変わらず返事はなかった。
仆はレジに戻り、一万円札の束を中のほうにしまい、差し込んでいるカギを
回してロックし、レジの横に置いてある名刺を二枚取った。一枚は胸のポケットに入れ、もう一枚の裏に『留学生の王です。西瓜を一つ买わせていただきました。ありがとうございます。』とボールペンで书き、百円玉四枚を添えてレジの横に置いた。
レジのカギを名刺の下に隠し、その上に四百円を乗せた。
少し急いでいたので、それ以上は待です、西瓜を一つ选び足早に店を出た。